2011賃金学習会を開催

日 時  2011年 12月 14日(水)18:30~

場 所  エルトピア中和 2階 会議室

参 加  自治労 2 電機 1 UIゼンセン 14 私鉄 7

     教育 1 JAM 1 

     連行本部 総合労働局 中小労働対策局

          局長 久保 直幸 氏

     連合奈良 竹平事務局長、水野副事務局長、桐木副事務局長

  

2011年12月14日、エルトピア中和で2012春季生活闘争に向け「賃金学習会」を開催しました。主催者を代表し、連合奈良 竹平事務局長から、第12回連合奈良定期大会の御礼と新体制に加え、働くことを軸とする安心社会の実現に向け運動をさらに前進させたい。また東日本大震災、奈良県南部・和歌山県の台風による豪雨災害からの復興・再生を果たしていかなければならない。2012春季生活闘争は、震災の影響や取り巻く環境から先行き不透明であり厳しい状況と考えるが、本日、本部より、久保中小労働対策局長にお越しいただきご講義をしていただきます。組織一体となって運動を展開するためにも、この賃金学習会で更に深めて頂きたいと思います。と挨拶がありました。

 

 

 続いて、連合本部中小労働対策局 久保局長から2012春季生活闘争「中小労組元気派宣言」の冊子より、賃金要求の組み立て方について、大変わかりやすい内容で具体的に説明、参加者30名は真剣なまなざしで受講することが出来ました

  
 【講演内容は下記のとおり】
1.賃金要求の組み立て方
  ・まずは、賃金データを集めて把握することが大切です!
   連合や産別方針のみを社長に説明しても、要求根拠に納得していただけない
   ばかりか、関係ないと相手にされない。
   自分たちの賃金水準が、世間と比較してどうなのか、その為に賃金データを
   把握しグラフ化することから始めること。
   その中から、傾向や問題点がはっきりしてくるので、それをどう解消するの
   か組み立てよう。
  ・ベースアップと定期昇給について
   昇級凍結は、賃下げだ。定期昇給は、1年ごとに労働の価値の格付けが移動
   することであり、賃金表を書き換えることがベア。
   
2.賃金を適正に配分することは、会社にとって有益なことである。現在、人口
  減少にともなう労働力の減少は既に始まり、会社が人材を確保し、存続し
  発展していくためには、労働者を採用し確保していく競争に生き残っていかな
  ければならない。労働者の労働意欲や安心して働き続ける環境を整えることは
  は、会社にとって非常に大切なことである。労働組合として、しっかりと
  訴えることが必要。人材 → 人財へ 
  
3.地域ミニマム運動に参加しよう
地域ミニマム運動は、「地域において不合理な賃金格差を是正する」ことを目的に1995年より開始された。加えて、①中小労組の賃金改善、②単組における合理性のない低廉な賃金の底上げと格差是正、③地域での賃金水準の改善と相場形成、等の機能も有している。単組においては、地域・業種間における自らの賃金の位置を把握するとともに、賃金カーブ維持分(定期昇給分)を確認し、根拠を明確にした説得性のある賃金要求の組立てと交渉の実践、不合理な低賃金と格差の是正、さらには賃金制度の整備に活用するものである。
  
 連合奈良では、4産別、20単組2,186人のデーターが集まった。
(昨年約2300人)
   平均年齢36.9歳 平均勤続12.7年 平均賃金266,780円 
1次回帰式による賃金の1歳あたり上昇額(20-40歳)6,354円

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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