4月29日、労働者の使い捨てを許さない。「労働を中心とする福祉型社会と自由で平和な社会」をスローガンに第80回メーデー奈良地方大会を奈良公園で開催し、加盟組合員ら7000人が参加した。
今回は環境問題と障がい者雇用が重点なテーマ。まず、80回を記念して地球温暖化防止に向けた推進を象徴とした、ソメイヨシノが奈良公園内に記念植樹され、続いて奈良県内の間伐材を使用したベンチ二脚を寄贈しました。
冒頭のあいさつでは、同大会実行委員長である森本連合奈良会長が「全世界の金融危機により、日本は外需依存型のため影響をもろに受けた。労働分配が下がり派遣労働者は雇用の調整弁とされている。また、政治面では今年9月までに選挙は必ず行われる。今こそ政権交代の時、国民に信頼ある政府の樹立が必要」と述べました。あと、来賓として 荒井奈良県知事他藤原奈良市長、馬淵衆議院議員、樹杉社民党奈良県連代表等の挨拶を受け、連合女性委員会を代表して宮原由佳・奈良ホテル労組執行委員による大会宣言が朗読され、拍手で採択されました。
また、メーデーカンパを利用して、奈良市・大和郡山市で立ち上げた、障がい者による物販など扱う「さくら倶楽部」などNPO法人県社会就労事業振興センターにも参加いただいた。
後のデモ行進ではエコを意識し、車等を使用せず、拡声器を片手に三条通りを経由するコースとしたおよそ3キロを、通行人や観光客らにシュプレヒコールで、「不払い残業撲滅!」「安心できる年金制度の確立!」「雇用確保!」を訴えた。尚、来場のお子様には、800個のお菓子詰め合わせを配り、抽選にて地域振興券や同会場に併設されている障がい者物販を購入できる金券が当選する催し等など実施しました。
▲第80回メーデー奈良地方大会実行委員長(森本哲次)による挨拶。
▲第80回記念としてソメイヨシノの植樹前工事風景。
▲森本実行委員長・荒井奈良県知事・藤原奈良市長による記念植樹の様子。
▲第80回メーデー奈良地方大会の開催司会を務める連合奈良 小山事務局長。
▲各国会、県会、市会、また各市長、団体役員が一同に参列。
▲荒井奈良県知事が来賓の挨拶。
▲馬淵衆議院議員による挨拶
▲樹杉社民党奈良県連の挨拶
▲大会宣言を朗読する宮原由佳(奈良ホテル労組執行委員)さん
デモ行進をする様子。
雇用の確保など訴える様子。
▲会場内で障がい者による物販を行う様子。
▲来場されたお子さんにお菓子を配る連合奈良女性委員。
▲最後はみんなで、竹平大会副実行委員長のかけ声の下、「団結ガンバロー」でしめた。