2012.1.1   2012 謹賀新年 ~新年のごあいさつ~

△連合奈良 会長 小山淳二

 

  旧年中は、連合奈良の取り組みにご支援とご協力を賜り、心より感謝を申し上げます。
 新年を迎え、2012年が皆様にとって安らかで実りのある年となるようお祈り申し上げます。
 昨年を振り返ると、3月11日に発生した巨大地震、それに福島第一原子力発電所事故また、奈良県を襲った台風を忘れることはできません。亡くなられた方々にあらためて哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様が一日も早く穏やかな生活を取り戻すことを心より祈念します。
 これらの災害から復興・再生に全力を尽くすことが、連合奈良に与えられた第一の使命です。 

 連合奈良は、昨年の11月、連合奈良活動方針として「働くことを軸とする安心社会」を提起しました。働くことに最も重要な価値を置き、誰もが働くことで社会に参加し、社会的にも経済的にも自立し、人と人との絆が培われていく、「安心社会」が示す理念は今まさに被災地で求められていることです。被災地でのディーセント・ワークの維持・創出、そして職場・地域コミュニティの再建を日本全体で支えていくことが必要です。
 そして、もう一つの使命が、日本全体を早期に持続的・安定的成長に回帰させることです。
 わが国においても、非正規労働者は雇用労働者の4割にとどくまでに増加し、年収200万円未満のワーキングプアは1000万人を超え、社会的に許容し得る限界を超えています。企業・産業の競争力の源泉は人です。コスト偏重の経営をあらため、人への投資を促進していくことが、社会を安定し「円高、コスト削減、デフレ」の悪循環を断ちきる最も有効な道であると確信します。「働くことを軸とする安心社会」政策を基盤に、新たな社会・経済モデルの構築に取り組みます。
 復興・再生に全力を尽くし、「働くことを軸とする安心社会」につなげる決意を申し上げて、新年の挨拶とさせていただきます。

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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