連合奈良非正規労働センター第1回幹事会

連合奈良非正規労働センターは、2月12日(水)11:00~エルトピア奈良2F会議室に於いて第1回非正規労働センター幹事会を開催した。

 

連合奈良非正規労働センター 小山 淳二 所長(連合奈良会長)は、会議の冒頭あいさつで、「連合奈良は7年前にこのセンターを立ち上げ、非正規労働者の様々な問題について組織、未組織を問わず取り組んできた。まさに今、2014春季生活闘争では月例賃金の引き上げにこだわって各構成組織が要求書を提出することとなっている。そうした事が未組織の非正規労働者の時給アップに確実につながって全体の底上げ底支えとなる。そして均等・均衡処遇の取り扱いもしっかりと求めていく。連合全体では、約80万人の非正規労働者を組合員として登録していますし、各構成組織は、まず自分たちの職場で非正規労働の処遇改善を行い、それを未組織の非正規労働者に波及させていく取組みを続けていかなければならない。非正規労働者の様々な声を相談ダイヤルを通して聞き、組合を作り、組織化を図っていく、そうした取組みを各地域協議会、各構成組織、アドバイザー、相談員等と連携強化し今後も取り組んで行く。本日は、連合奈良非正規労働センターの活動報告、活動方針を確認していただき議論いただきたい」と挨拶。

 

【2014活動方針】

 ①民間・公務のすべての職場において非正規労働者の組織化と処遇改善を促進するため、

「職場から始めよう運 動」のさらなる展開・定着をはかる。

②連合本部主催の構成組織・地方連合会担当者会議などに参加し、取り組み事例の収集をはかり、

 経験交流や事例集を活用し構成組織・地域協議会と連携を図る。

③春季生活闘争においては、構成組織と連携をはかり、非正規労働者の処遇改善の取り組みを推進する。

④「ガイドライン」「事例集」を活用し、職場における非正規労働者の実態把握を進め、

 構成組織と連携して組織化を推進する。

⑤連合奈良非正規労働センター、連合奈良ユニオン、地域協議会、ライフサポートセンター等を中心に

 非正規労働者の労働相談、生活相談、就労支援等の活動を進める。

⑥「一般社団法人障害者雇用促進センター」が運営する「KIZUNA Café」を軸に障がい者の

 就労支援事業を推進する。

⑦非正規労働者・未組織労働者に身近な拠り所として「なんでも労働相談ダイヤル」が認知・活用されるよう

 情報発信に取り組む。

⑧各種広告媒体、IT、連合奈良の日街頭宣伝行動等を通じて「なんでも労働相談ダイヤル」、

 ライフサポートセンター奈良・南和の「生活なんでも無料相談」ダイヤルの周知を行い、各種相談に

 ワンストップサービスを基本に適切に対応する。

⑨全国一斉相談キャンペーン等、集中相談時において構成組織の参加や関係委員会委員の参加等、

 組織力の連携・強化を意識した労働相談活動の展開をはかる。

⑩学生の就職活動や若者の雇用・就労環境の改善に向けて、行政・経営団体に対しての要請や

 各種懇談会等の機会を通じて積極的に意見提起を行う。

⑪非正規労働者の処遇改善や労働組合の結成・加入の促進に向けて、インターネットなどを活用した

 情報発信や街頭宣伝行動を行い、世論喚起をはかる。 

 

 

2014春季生活闘争方針】

  すべての働く者、とりわけ、雇用労働者の38.2%を占め、2,043万人を数える非正規労働者の労働条件の改善に重点的に取り組むことが重要である。非正規労働者の雇用や労働条件の問題は、民間の職場だけでなく、公務の職場においても、労働組合が取り組むべき課題である。そのため、2014春季生活闘争は、すべての非正規労働者の均等・均衡処遇の実現に向けて取り組むことを基本とし、非正規労働者の置かれた状況等が様々であることを十分に踏まえた運動を展開していく。

すべての構成組織は「非正規共闘」に結集し、その体制の強化をはかり、非正規労働者の処遇改善に向けて取り組んでいく。また、地方連合会においても、地域の非正規・未組織労働者への働きかけなどに取り組み、組合のない職場で働く非正規労働者に波及させていく。

具体的な取り組みにあたっては、構成組織・単組の実情に応じて中期的重点項目を設定し、均等・均衡処遇実現を含めた総合的な労働条件向上へ向けた取り組みを推進する。

 

 

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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