連合奈良第14回定期大会で「ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」が保障される社会の
実現にむけ、大会構成員全員で「ディーセントワーク アクション」を行った。
連合奈良は、11月6日(金)13時30分から、奈良ホテルに於いて連合奈良2016年度、2017年度、方針を決定する「第14回定期大会」を開催した。
小山淳二 連合奈良会長は、「この2年間は、STOP THE 格差社会!すべての働く者の連帯で安心社会を切り拓こう!をスローガンに皆さまと共に取り組んできた。特にこの一年は、衆議院選挙、統一地方選挙、奈良県知事選挙、明日香村長選に橿原市長選挙と政策実現行動が1年通してあり、また戦後70年の節目を迎えた平和行動や2015春闘、86回メーデーでも取り組んだSTOP THE 格差社会!暮らしの底上げ実現キャンペーン2弾、3弾の取り組み、全国縦断アピールリレーやデモ行進、国会前での座り込み行動など、社会運動・大衆運動の取り組みを強化してきた。更に次代の人材育成を念頭にした未来塾の開講や新たな部門連絡会として3つ目の交通運輸部門連絡会を立ち上げるなど、例年の倍以上の運動量にご理解とご協力を賜り改めて御礼を申し上げたい。
課題としては、2つについて触れたい。1つは、労働者派遣法の改悪。派遣労働者の雇用安定や処遇改善が、おざなりのまま、派遣拡大を許す規制緩和が強引に決められたことは極めて残念である。これからも、労働政策審議会を通じて派遣労働者の保護が欠けることのないよう取り組むと共に職場での点検活動と法改正に向けた粘り強い運動をすすめていきたい。2つ目は、安全保障関連法である。国民の理解と合意形成を得る努力を怠り審議不十分なまま強行採決したことは、民主主義に対する暴挙であり、断じて許されるものではない。立憲主義を軽視した政府の基本姿勢は極めて問題である。これからも安倍政権に対する反転攻勢、政権交代に向け引き続き力を合わせることが重要である。
今後の取り組みとしては、今月の大阪ダブル選挙と来年の参議院選挙は、極めて重要な取り組みであり、参議員選挙では、連合組織内比例候補12名と奈良県選挙区の前川きよしげ参議院議員の勝利に向けて結集しなければならない。これらを通じて強引な政治体制に終止符を打たなければならない。また、持続可能な社会を構築するため、賃金の底上げ、格差是正は喫緊の課題である。連合は、個人所得の向上により、デフレ脱却、経済の好循環を実現しなければならないと訴え、2016春闘にも引き続き取り組む。同時に働き方改革を通じて長時間労働を縮減し、命と健康を守り、少子高齢・人口減少社会の克服のためにワークライフバランス社会の実現に取り組む。取り巻く環境は、予断を許さず極めて厳しいが、私たちがめざす働くことを軸とする安心社会の実現に向けストップ・ザ・格差社会!すべての働く者を連合の輪へ 安心者会を切り拓こう!の大会スローガンのもと新たな運動をスタートさせる大会として位置づけ、大会構成員の真摯な議論により運動方針を更に肉付けいただきたい。と挨拶。
2015年度活動報告、会計報告、監査報告のあと、2016年~2017年の活動方針、2016年度予算、新役員の選出、顧問の委嘱、顧問弁護士の選任について原案通り承認、可決。その後「大会宣言」を採択し閉会した。
活動方針を提案する竹平均事務局長 大会スローガンのもと団結ガンバロウを行う
小山淳二 会長
男女平等参画表彰「写真・川柳」 退任役員表彰(一部)
ユニセフ外国募金(当日は一部)を 大会宣言を読み上げる
毎日新聞奈良支局 井澤氏に手渡す 女性委員会 吉村聖子 委員長
小山会長
2009年、友好交流協定を結んだ韓国労総忠南地域本部より、チョン・グンソ議長が
大会にご臨席。国を超えた友好・連帯の祝辞を述べられた。
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連合奈良第14回定期大会レセプション
登壇した新役員 会長、副会長、事務局長 新役員を代表して挨拶される小山淳二会長
祝辞を述べられる 前川きよしげ参議院議員 樹杉和彦
荒井正吾 奈良県知事 民主党奈良県連代表 社民党奈良県連代表