2016アジア・アフリカ支援米発送式

 1月25日 10時から、エルトピア奈良において「アジア・アフリカ支援米の発送式」が行われました。

この取り組みは、アジア・アフリカの食糧不足の国に減反田等で作った支援米を送る運動として1985年からマリおよびカンボジアに順次送付され、積算は1200トンを超えています。本年度、奈良県からは昨年に続き森山欣也さん(連合奈良北和地協事務局長)が無農薬で作付けした水稲うるち米240kgがアフリカ・マリ共和国に送られます。  

 

 発送式では、小南昌紀食とみどり・水を守る奈良県民会議議長が、取り組みの趣旨...やマリ共和国について話され、「先進国の子供達も発展途上国の子供達も命の重さ、権利は等しく、安心安全な食事を食べる権利があり、豊かな国は分けあう義務がある。米を与えるという発想ではなく大事に育てた米を分け合うという視点んで支援米を届けたい…」と挨拶されました。

 また、支援米の輸送費用をカンパしている連合奈良小山淳二会長が、「…連合は食料自給率の向上、食糧備蓄体制の確立をめざすべきと考えている。輸送費用の支援を行う中で、食・水・みどりを守ることをこれからも訴えたい。マリの周辺国では、テロなども起こり、格差が拡大し貧困が蔓延すると、十分な食事や教育を受けられない子供達がまたテロに加わるようなことも起きていく。こうした支援を継続することで、平和にもつながると考えている。」と挨拶しました。

 

 

 

 また、請負耕作者の森山さんは農薬を使わず育てることの苦労話などを交え、「マリの人たちにおいしいお米を届けたい。笑顔で食べていただきたい。また、稲刈りや天日干しを通じて多くの支援者や、地元自治会の多くの方々にも協力いただけたことに感謝です。」と思いを話されました。

 

  参加者で支援米をトラックに積み込み、全員の拍手で発進を見送り、発送式を終えました。

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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