報告「連合2017平和行動in長崎」

 8月8日(火)~9日(水)にかけて開催された「2017平和行動in長崎」に連合奈良からも参加しました。
 8日15時からは長崎県立総合体育館メインアリーナにおいて「連合2017平和ナガサキ集会」が開催されました。オープニングセレモニーでは恒久平和の願いを込めハンドベル演奏が行われました。開催地を代表して森連合長崎会長が挨拶された後、参加者全員で黙祷を捧げました。主催者を代表し連合本部の逢見直人事務局長が挨拶、来賓として中村法道長崎県知事ほか2名から挨拶がありました。
 集会では、被爆者の訴えとして(公財)長崎平和推進協会継承部会の丸田さん、ピースメッセージとして山崎連合広島事務局長、若者からのメッセージ~次世代への継承~として第20代高校生平和大使を代表し長崎県代表の大使3名のメッセージがありました。その後、平和アピールを採択し、次の平和行動集会地である連合北海道(根室集会)へのピースフラッグリレーが行われ、最後に参加者全員で「For The Peace of World」を合唱し閉会しました。
 本集会を通じ、原爆の悲劇を3度繰り返さないことを誓い合い、核兵器廃絶・恒久平和の実現のために私たちは何をすべきか学ぶ機会となりました。
 9日は、10時30分より開会された長崎市主催「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に参加し原爆犠牲者の冥福を祈るとともに、核兵器廃絶と恒久平和の実現を世界に訴えました。  
 式典では、献水や献花などが行われ、原子爆弾が投下された11時2分、黙祷を捧げました。田上長崎市長は「長崎平和宣言」で、7月に国連で採択された核兵器禁止条約の交渉会議に参加しなかった日本政府の姿勢を「被爆地は到底理解できない」と厳しく批判、条約を批准するよう政府に向け強く求められました。
 式典後は、連合長崎地域協議会の役員および青年委員会・女性委員会のみなさんのガイドによる現地視察学習「ピース・ウォーク」に参加し、8箇所の被爆遺構の説明を受け、原爆投下72年の歴史を学びました。


参加者の声
 8月8・9日と2日間にわたり開催された「2017平和行動in長崎」に参加させていただきました。
 平和行動として、「連合 2017平和ナガサキ集会」「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」「ピース・ウォーク」「万灯流し」という『平和4行動』を予定していたところ「万灯流し」は悪天候のため中止となりましたが、3行動に参加して、どこか自分の中では他人事のように捉えていた「平和の大切さ」と「原爆の恐ろしさ」を現地で肌で感じることにより、平均年齢80を優に超えた被爆者世代に代わり、私たちが後世へ伝えていかなくてはならない最も重要な事柄の1つであると感じました。8月9日11時02分平和公園へ集われた約5400名の参加者や被爆者とともに「被爆者への追悼」と「恒久平和への祈り」を共鳴し合い、確認できたことは、組織として、また、一個人としてこれから先、忘れることのできない大切な思い出になるとともに、「平和行動」の重要さを身にもって感じることができました。

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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