連合奈良では、公立大学法人 奈良県立大学と『寄付講座に関わる協定』を2019年に締結し、
本年度改めて、2022年度から2024年度の3年間、『教養講義Ⅹ「働くこととワークルール」』として
寄付講座を実施することで再締結しました。
寄付講座は、両者が相互に協力することで、学生に対して、
①学生が働く上での課題を具体的に理解し、その課題解決に向けて考える姿勢を培うこと
②学生が労働組合の意義、企業のマネジメントの意義を自ら考える能力を養うこと
③大学と実社会の連携を強化し、学生と社会双方の現代的ニーズに積極的に応えること
を目的として実施します。
10月4日(火)に本年度の第1回目の講義を開始。
計15回の講義を行う予定にしており、第1回目の講義には、
連合本部から芳野友子会長を講師に招き、「働くことと労働組合」をテーマに
奈良県立大学の学生 約90名に、連合会長就任時のエピソードから、連合の取り組み、
ジェンダー平等、男女平等参画に向けた取り組みなどを講義をしました。
(上)学生へ語りかける芳野友子会長
(下)熱心に聞き入る学生の様子
学生からは、
「労働組合がどのような取り組みをしているのか知る機会になってよかった」
「男女間格差を数値化したジェンダーギャップ指数の日本低さに驚いた」
「女性の参画がより積極的になり、より働きやすい、生活しやすい日本になってほしい」
など、たくさんの感想がありました。
講義終了後は、奈良県立大学の浅田尚紀学長と連合奈良 西田一美会長の3者で
記者会見を行い、浅田尚紀学長からは、「寄付講座は学生からも好評で、
アルバイトをしている学生も多くいる。労働を身近に感じることのできる
大変貴重な講義である。」とお話されました。
(左から、連合奈良 西田一美会長、連合 芳野友子会長、奈良県立大学 浅田尚紀学長)
第2回目の講義以降は、連合奈良の西田会長、会長代理、副会長、
さらには、奈良労働局長や奈良労働基準監督署長ら講師となり、
「働く前にしっておきたいワークルール」
「少子高齢化に向けた労働組合の取り組み」
「地域の雇用情勢を踏まえた奈良労働局の取り組みについて」など
学生に働くことを身近に感じてもらえるよう講座を行っていきます。