連合近畿ブロック2013春季生活闘争推進会議を開催

連合近畿ブロック2013春季生活闘争推進会議が開催

 

日 時 : 2013年 1月 16日(水) 13:30~

場 所 : 箕面観光ホテル(大阪)

参加者 :連合本部 非正規労働センター総合局長    寺田 弘

              労働条件・中小労働対策局長  久保直幸

              雇用法制対策局長       杉山豊治 

              労働条件・中小労働対策局   鈴木敦夫

              雇用法制対策局        古賀友晴     計 5名 

              連合近畿ブロック対象者              計23名

                     (連合奈良:舛田、水野、小嶋 各中小対策委員会メンバー3名)

内  容:プログラム


受付開始(13:00)      総合司会:連合大阪 村田副事務局長

13:30      本部挨拶 非正規労働センター総合局長    
           
13:40~14:40  2013春季生活闘争方針について
            (中小共闘含む)
14:40~15:20  労働者派遣法・労働契約法・
             高齢法改正への対応について
15:35~16:00  2013春季生活闘争と連動した非正規労働者
             に関わる取り組み
16:00~16:30  各地方連合会の中小・非正規の取り組み報告
16:30~17:40  質疑・意見交換・情報交換


挨拶 連合本部 非正規労働センター総合局長    寺田 弘

近畿ブロックのみなさまには、日ごろより連合本部の運動にご理解とご協力を賜っておりますことにまず、感謝と御礼を申し上げます。年末の総選挙についても、大変お疲れさまでした。1月7日に連合本部も新春交歓会を開催しました。その時に新政権となった石破幹事長の所に名刺交換の列が出来ているのを見て改めて負けたんだなと実感した。新政権になったことで、連合の立ち位置も3年4ヶ月前に戻った訳ですので要請の仕方、これまでの協議・実現型から、訴えることはしっかりと訴えるというスタンスを確認しながら本日も政治担当者会議が東京で開催されています。いずれにしましても、政治面、政策面もしっかりと取り組みをしながら、2013春季生活闘争推進会議を契機に、昨年、一昨年とは目の前の風景が変わってくると思いますが、奮闘いただきたい。新しい総理のもと、給料上げた方がいい!なんて耳障りの良いことを言っていますが交渉が始まるとまた、環境も変わってくるということもありますので、しっかりと単組、構成組織のサポートとなるような推進会議となるようにしていきたい。限られた時間であるが情報共有し意見交換を進めながら交流も深め今後の連合運動の発展に寄与していただきたいと思います。



 連合本部 久保直幸 労働条件・中小労働対策局長

2013春季生活闘争方針について(中小共闘含む)
<説明のポイント>

賃金としては、「労働条件の改善で1%」を求める。(昨年と表現を変えた)
1%の配分は、賃上げベアで1%でもいいし、格差是正で1%でもいいし、ワークライフバランスで1%でもいい。取り組む構成組織毎に1%の配分は一様ではなく、変わると考えている。また、賃金では、個別賃金を重視した取り組みをすすめる。1人平均○○円 ○%アップでは、格差是正に寄与しないため。


中小の格差是正では、地域ミニマムデータの各年齢の中位数を賃金水準と扱っている。

昨年と同じ数字(水準)を示している。データとしては、若干、4000円程下がっているが、単年度のデータのみで水準を替えて良いのか。また、トレンドも考慮してそう扱ったものである。


中小要求→月例賃金重視。賃金カーブ維持(4500円)に加えて格差、ひずみの是正で1%の賃上げ

非正規→エントリー方式から全構成組織参加の「非正規共闘会議へ 重要法制の改正趣旨を踏まえた取り組み

男女平等→ポジテイブアクション、ワークライフバランス→労働時間、両立支援。ワークルール→労働関係法のコンプライアンス◆ミニマム課題→5項目ともすべての組合が取り組むもの

 


 杉山豊治 雇用法制対策局長       

法案がどう改正がされたのか、そして2013春季生活闘争の労使間協議にどう反映させるのかをポイントのみ説明します。
改正労働契約法→有期労働契約で働くすべての人が対象である。また立法趣旨が大切で有期労働契約で働く人々の不安、雇い止めやそれを理由とした不合理な労働条件で働かされていることの解消が改正の趣旨。①無期転換促進②無期転換後の労働条件③無期転換の申し込み権の周知④クーリング期間の悪用防止⑤雇止め法理の周知⑥雇止めを争う場合の契約更新の申込みに関する周知⑦有期労働契約者の労働条件全般の点検⑧職務内容などの異同に関する分析⑨労働条件の是正に向けた労使協議⑩組織化の推進(これら10項目を労使間協議の課題として春闘で取り組む) 労働運動としては、無期転換した後の正規社員と非正規の労働条件の差異を埋めていくという事を目指すべきである。


古賀友晴 雇用法制対策局

改正高齢法→年金支給開始年齢の引き上げが背景で無年金期間の雇用をどうするのかという趣旨。①希望者全員を対象とした65歳までの雇用確保とそれに伴う就業規則の整備。②対象者の組織化◆改正労働者派遣法→派遣労働者の保護の観点から改正された。派遣会社・派遣先に新たな義務を課すもの①コンプライアンスの点検②労使協議の強化・労働協約の整備③組織化の推進


寺田 弘 非正規労働センター総合局長    

2013春季生活闘争と連動した非正規労働者に関わる取り組み

非正規労働センターの大きなミッションとしては2つ。「処遇改善」と「組織化」。それに加え最近、若年者の雇用の問題。若年者の長期失業が目立っている。組織率17.9%、18%を切り162000人の減少。非正規837000人組織率6.3% 2013春季生活闘争では、①すべての構成組織が非正規共闘へ結集すること。非正規共闘の強化。本部として「職場からはじめよう運動事例集」を作成中。②職場からはじめよう運動の推進。ぜひコミュニケーションを充実していただきたい。③街頭宣伝などで広く社会にアピールして頂きたい。最後に組織率の話だが、8割以上が組織化されていない、あるいは団体交渉できる環境にない単組もあるかもしれないが、2割弱の労働組合の組織化されている我々が、その代表であると、そして直接交渉を望むことの出来る環境下にあるという使命も担っている。

この後、各地方連合会からの活動報告と意見交換・情報交換を行い終了。                    

 

                                                以    上

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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